おいしい食べ方
里山牛をさらにおいしくお召し上がりいただくための方法をご紹介いたします。
お肉の取り扱い(お手元に届いたら)
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再冷凍はお控えください
家庭用の冷凍庫では、水分が時間をかけて氷の結晶になり、肉の構造を崩してしまいます。解凍したときに傷ついた細胞から水分が流れ出て、ジューシーさと柔らかさがなくなり、食感や風味が損なわれます。
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冷凍焼けにご注意ください
冷凍焼けとは、乾燥した冷凍庫内の空気中に肉の氷が昇華し、かたく「焼けた」場所ができる現象です。冷凍期間が長いほど起こりやすくなります。真空パック保存で防ぐことができます。
参考)ステーキ:6ヶ月、塊肉4ヶ月 -
開封後の発色について
牛肉の多くは開封後30分~1時間かけて赤く発色していきます。これは、牛肉に含まれる「ミオグロビン」という鉄分を含んだ成分が酸素と反応して酸化するためです。部位により成分の含有量が異なり、色の変化が分かりづらいこともありますが品質には影響ございません。また、解凍時間が長いと茶色に変色し、赤く見えないことがあります。解凍後の肉の色は、品質に影響ありませんので、新鮮なうちにお召し上がりください。
お肉をおいしく召し上がる一工夫
里山牛はお客様に最高の状態でお届けするため、産地で丁寧に加工し、急速真空冷凍を行っています。
適切な方法で解凍し、調理することで、里山牛本来のおいしさを堪能いただけます。
氷水解凍(推奨)
お肉を一番おいしく解凍できる、氷水での解凍方法です。低温で素早く解凍するため、鮮度やおいしさが保たれます。
※水を流しながら解凍します。厚さ1cmほどのお肉は約30分で解凍できます。
冷蔵庫解凍
冷蔵庫で解凍する方法です。低温解凍することで、肉の旨味を逃さず、おいしい状態をキープできます。厚さや塊の大きさによって解凍時間が変わります。
※ミンチ約4時間、スライス約4時間、ステーキ(厚さ1cm)約8時間、ブロック肉(厚さ10cm)24時間
ステーキのおいしい火の入れ方・調理方法
メイラード反応が起こるよう加熱します。内部温度を66℃以上にしないよう温度管理しましょう。肉を早めに冷蔵庫から出すのは加熱時間を短縮するためですが、あまり効果がないともいわれています。ただし、薄手のフライパンを使用する場合は、肉を常温に戻しておくことは有効です。あまりに肉が冷たいとフライパンの温度が140℃以下になり、焼き色をつけることができません。
一気に焼き上げ、予熱しましょう
フライパンの温度を煙が出る程度に高温にし、片面につき10秒ずつ一気に焼き上げます。焼き終えたら、アルミホイルで包み、予熱で2分ほど温めます。
この時点で焼きが足りないと感じたら、もう一度同じ作業を繰り返します。
これにより、皿に上で肉汁が流れ出にくくなる、薄く切りやすくなる、ジューシーな味わいになるといったメリットがあります。筋繊維の間にある水分が分解されたたんぱく質と混ざり合い、肉の中の肉汁が濃くなります。
低温調理し、最後に焼き目をつけましょう
旨味成分が流出しないよう、50~60℃でじっくり火を通してから最後に焼き目をつけます。
<メイラード反応とは?>
たんぱく質と糖が反応して褐色物質(メラノイジン)を生み出します。これが、食べ物の香ばしさや風味の源となります。全体に焼き目をつけることで肉汁を逃がさないようにコーティングし、お肉の旨みを内側に閉じ込めることができます。食べ物の酸化を防ぐ効果もあり、保存性向上にも役立ちます。
※マリネ液(糖とたんぱく質)や、卵白やベーキングソーダ(重曹)などのアルカリ性の材料はメイラード反応を早めます。
レシピ特集
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すき焼き
使用部位:すき焼き用ロース 材料2名分 すき焼き用ロース……200~400g 春菊……150g しいたけ……2個 長ねぎ……1本 焼き豆腐……150g しらたき……150g 割り下 料理酒……100ml みりん……100ml しょうゆ…100ml ざらめ……20g 牛脂……10g 溶き卵……2個
すき焼き
使用部位:すき焼き用ロース 材料2名分 すき焼き用ロース……200~400g 春菊……150g しいたけ……2個 長ねぎ……1本 焼き豆腐……150g しらたき……150g 割り下 料理酒……100ml みりん……100ml しょうゆ…100ml ざらめ……20g 牛脂……10g 溶き卵……2個